（豚骨　その３８）

○　「ガチぶと　濃厚とんこつ」（明星）

　ガチで太い麺と味わいのあるスープのコラボを楽しめることに加えてボリューム感があることでお馴染みとなっているガチぶとシリーズから濃厚とんこつの登場です。

　ただの豚骨スープではなく濃厚だということが嬉しいですね。ただ、豚骨スープによく合うのは細麺というのが一般的なので太麺との相性の良さが気になるところです。

　お湯を入れて４分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜてから、最後にあとのせかやくをかければ完成。豚骨特有の食欲をそそるような香りが漂ってきました。

　早速、スープを一口いただきます。豚骨スープに片栗粉を入れてとろみをつけたような感じとなっており豚骨と醤油の味わいがしっかりと解る味わいとなっています。

　具は挽肉、ゴマ、唐辛子、長ネギの４種類となっており、あとのせかやくということで香ばしさがあるとともに、ふりかけ感覚で美味しくいただくことができます。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺を平型にしたような感じとなっており、コシの強さがあるので喉ごしの良さを楽しむことができ、ボリューム感もなかなかなものです。

　とろみのある豚骨スープとガッチリとした太麺のアンバランスなところが逆に癖になりそうな一品。まさにガチぶとといった食感のある麺はどんなスープにも合います。

○　「超夏　活力系　焦がしにんにく風味　豚骨しょうゆ」（エースコック）

　夏を乗り超えようということで癒し系と活力系のテイストが同時に登場しましたが、今回は活力系ということで力が付きそうな焦がしにんにく風味をいただきます。

　肝臓の働きを助けることで健康を維持してくれる成分であるオルニチンが４４ｍｇ入っているとのことです。しじみ約１００個分のパワーを感じながら楽しめそうですね。

　お湯を入れて３分、蓋を開けて調味油を入れてよくかき混ぜれば完成。豚骨特有の香りと黒マー油とニンニクが合わさった香りが漂ってきて食欲をそそられる感じです。

　早速、スープを一口いただきます。意外とスッキリとした口当たりとなっており黒マー油の甘い味わいと豚骨のクリーミーな味わいにニンニクの風味が合わさっています。

　具はニンニク、キクラゲ、長ネギの３種類となっており、ニンニクは大きめと細かいものがあるので直接食べてもスープを飲んでも良い風味を楽しむことができます。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、黒マー油とニンニクの風味がしっかりと絡んでいるとともにまあまあのコシの強さがあるので美味しくいただけます。

　最初から最後までニンニクの風味を満喫できるような食欲を忘れることができない一品。暑い夏でもついつい手が出そうな食べやすい豚骨ラーメンとなっています。

○　「中濃　とろ豚　中華そば」（マルちゃん）

　本格的な豚の味わいというのを満喫できそうな雰囲気が漂っているカップ麺が登場しました。その名も中濃とろ豚中華そばということでかなり期待できそうです。

　ソースの中濃はよく解るのですがスープを中濃にしたそうです。濃すぎるスープは少し苦手という人にも豚の美味しさが解るという心配りというのが嬉しいですね。

　お湯を入れて５分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜてからレトルト具材を載せれば完成。豚だけではなく魚介の香りも漂ってくるので意外な感じでした。

　早速、スープを一口いただきます。とろみがあって豚のエキスがビッシリと詰まっているような味わいですが直ぐに魚介の風味が広がるので後味はスッキリですね。

　具は豚肉、メンマ、ゴマ、長ネギの４種類となっており、豚肉はレトルトということでその味わいは本格的なもので特に脂身はジューシーで旨みを楽しむことができます。

　麺は細めのちぢれ麺となっており、タマゴの風味が利いているので麺そのものに美味しさを感じることができるとともにスープとの相性の良さが十分に解る感じです。

　豚の美味しさと魚介の風味の良さが合わさっていて後味がスッキリとしているスープが印象的な一品。たしかに濃厚し過ぎない絶妙な濃さがとても良いなと思いました。

○　「バリうま　赤とんこつラーメン」（マルちゃん）

　九州地域限定で販売されていることでお馴染みとなっているバリうまシリーズから辛さが食欲をそそりそうな赤とんこつラーメンの登場です。

　本場九州の豚骨ラーメンといえば赤というより黒といったイメージが強いです。粗挽唐辛子とラー油が入った辛い豚骨スープとはどのような味わいなのか楽しみですね。

　お湯を入れて３分、蓋を開けて粉末スープがよく溶けるようにしっかりとかき混ぜてから特製スープを入れれば完成。特製スープは徐々に溶かしながらいただくそうです。

　早速、スープを一口いただきます。豚骨スープのクリーミーな味わいとキレのある辛さを同時に感じることができ、見た目よりも濃厚ではなくサラッとしたスープです。

　具はチャーシュ、キクラゲ、ゴマ、長ネギの４種類となっており、チャーシューは噛めば噛むほど肉の味わいを楽しむことができ、キクラゲはコリっとした食感です。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、わりと細めということでスッと口の中に入ってくる感じでスープもよく絡むので美味しくいただくことができます。

　あとに引くことのない飲みやすい豚骨スープと汗がジワッとにじむような辛さが心地よさを感じさせてくれる一品。暑い夏だからこそこういう一杯が合うと思います。

○　「贅沢　麺達　濃厚背脂豚骨」（日清）

　まるで生めんのような食感と味わいということでお馴染みとなっている麺の達人をワンランク上の美味しさにした贅沢麺達シリーズから濃厚背脂豚骨の登場です。

　濃厚な豚骨スープにさらに背脂を入れてバリカタ麺でいただくといった本格的なものとなっています。ストレート極細麺とスープの相性の良さというのを楽しめそうです。

　お湯を入れて１分、蓋を開けて麺を軽くほぐしてから液体スープを入れてよくかき混ぜ、最後に紅ショウガを載せれば完成。豚骨スープの本格的な香りが漂ってきました。

　早速、スープを一口いただきます。豚骨特有の風味とニンニクが混ざったような香りが広がってくる感じで、背脂というわりにはその味わいがあまり伝わってきません。

　具はチャーシュー、キクラゲ、紅ショウガ、ゴマ、長ネギの５種類となっており、チャーシューは厚めで噛むほどに良い味わいとなり紅ショウガはスープにピッタリです。

　麺はノンフライで細いストレート麺となっており、１分の戻し時間ということで麺の硬さは心地良く、細麺ということで豚骨スープがよく絡んで美味しくいただけます。

　濃厚な豚骨スープと硬めの麺のコラボを心地良く楽しむことができる一品。これで背脂の存在がしっかりと解れば完璧になるのかなということも思いましたね。

○　「旨辛　一平ちゃん　魚介辛とんこつ」（明星）

　凝ったスープと具材でいろいろと楽しませてくれることでお馴染みとなっている一平ちゃんから、旨辛という冠が付いて大盛りカップの魚介辛とんこつが登場しました。

　鰹と豚骨のフレーバーが合わさったということで豚が鰹を抱きかかえている絵がとても可愛いです。しかし、絵と違って味わいはかなり期待できそうな雰囲気ですね。

　お湯を入れて４分、蓋を開けてコクのたれを入れてよくかき混ぜてから、あとのせかやくをかければ完成。ニンニクのような香りと鰹の香りが混ざっている感じです。

　早速、スープを一口いただきます。魚介の風味が控え目にしてくるとともにピリッとしたキレのあるからさとなっており、豚骨エキスというのもしっかりと楽しめます。

　具は挽肉、タマゴ、ゴマ、唐辛子、長ネギの５種類となっており、後入れかやくということでふりかけのような香ばしさがあり、麺によく絡むのでいつも美味しいです。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、モチモチとした食感とちぢれ麺ならではのスープとの絡みを楽しむことができボリューム感も満足するものがあります。

　コチュジャンの辛さと豚骨エキスの旨みが詰まっているスープを魚介の風味といただくことができる一品。旨辛なので最後の一滴まで美味しくいただくことができました。

○　「ＫＩＮＧ　ＣＵＰ　塩とんこつラーメン」（サンヨー食品）

　もちもちとした太麺で大盛りを超えたキング盛りの縦型カップとして新しい時代を築こうとしているＫＩＮＧ　ＣＵＰシリーズから塩とんこつラーメンの登場です。

　ＫＩＮＧ　ＣＵＰというだけあって見た目のインパクトというのはハンパではありません。あとは飽きることなく美味しく食べることができれば言うことありませんね。

　お湯を入れて３分、蓋を開けて仕上げの小袋を入れてよくかき混ぜれば完成。思っていたよりも豚骨特有の香りは強くなくラードの香りがしてくるくらいですね。

　早速、スープを一口いただきます。香り同様に全く臭みというのはないのに濃厚な味わいというのを楽しむことができ、しっかりとした塩味なのに後味が良い感じです。

　具は豚肉、キャベツ、コーン、赤ピーマン、ゴマ、長ネギの６種類となっており、豚肉はミンチのブロック状ということで味わい深くコーンの甘さはスープに合いますね。

　麺はノーマルタイプを太くて丸めにしたような感じとなっており、のど越しの良さとモチモチとした食感だけではなくボリューム感も納得できるものとなっています。

　濃厚で癖のないスープとガッチリとしている麺の組合せを堪能できるような一品。これだけのボリューム感なのに最後まで飽きることなく美味しくいただけました。

○　「スーパーカップ　つぶつぶ明太入りとんこつ」（エースコック）

　美味しくてお腹も満足することでお馴染みとなっているスーパーカップにご当地の美味しさがぎっしりと詰まっているうまいもの博シリーズが登場しました。

　今回は九州編ということで博多風白濁とんこつスープと明太子が一緒になっているということなのですが、ピリッとした辛さと豚骨の旨みというのを楽しめそうですね。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。豚骨特有の香りが強いと思っていたのですがそれほどではなく、鮭フレークのような明太子が目の前に現れました。

　早速、スープを一口いただきます。香り同様に豚骨の風味がしてこないのでサッパリとしたものとなっているのですがエキスの味わいというのをしっかりと楽しめます。

　具は明太子、キクラゲ、長ネギの３種類となっており、鮭フレークのような明太子は食べてみるとしっかりと魚臭くて辛味も有るので、正真正銘の明太子だと解ります。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっていますが、ガッシリ３Ｄめんに仕上げてあるのでのど越しの良さは抜群で、なんといってもボリューム感がとてもあります。

　明太子ならではの味わいと辛さとともに豚骨エキスの旨みというのを楽しむことができる一品。明太子が入ることにより豚骨の臭みが上手く消えている感じです。

○　「久留米名店の味　清陽軒　久畄米ラーメン」（とかち麺工房）

　各地域の有名ラーメン店の味を最高の仕上がりで再現していることでお馴染みとなっている名店の味シリーズから久留米名店の味　清陽軒久畄米ラーメンの登場です。

　九州のラーメンといえばコクがあって真っ白な正統派の豚骨スープといったイメージがあります。独特の風味と味わいを心地良く楽しめそうな雰囲気が漂っていますね。

　お湯を入れて３分、蓋を開けて特製スープと後のせ乾燥具材を入れてよくかき混ぜてから、最後に辛子高菜を入れれば完成。豚骨特有のとても良い香りがしてきました。

　まずは、スープを一口いただきます。思いっきり白濁なのですが臭みを感じることはなくスッキリとした味わいを楽しむことができ、辛子高菜のピリ辛感も染みています。

　具は辛子高菜、豚脂、キクラゲ、長ネギの４種類。辛子高菜はレトルト具材ということで本物の辛さと風味と食感となっており、豚脂は柔らかさと風味がとても良いです。

　麺は氷結乾燥ノンフライの豚骨スープによく合う細麺となっており、麺の細さのわりにのど越しの良さを感じることができ、スープも麺の隅々までしっかりと絡みます。

　豚骨エキスがよく染み出たスープと辛子高菜の合わせ技を心地良く楽しむことができる一品。純粋に豚骨スープを味わいたいといった時にお薦めの一杯となっています。

○　「スープが旨い！和歌山とんこつ醤油中華そば」（エースコック）

　エースコックとサークルケーサンクスの共同企画で、旨いスープを追求していることでお馴染みとなっているスープが旨い！から和歌山とんこつ醤油中華そばの登場です。

　ポークをベースに醤油をしっかり利かせた濃厚な味わいといったことが書いてありました。和歌山ラーメンならではの旨みがあるスープが再現できているのかに注目です。

　お湯を入れて４分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。豚骨特有の香りに醤油の良い風味がしっかりと合わさっているので食欲をそそられますね。

　早速、スープを一口いただきます。コッテリとした口当たりで豚骨の旨みと醤油の味わいを十分に堪能することができ、なかなか本格的な美味しいスープとなっています。

　具はチャーシュー、メンマ、長ネギの３種類となっており、チャーシューは薄めの味付けなのですが噛むほどに味わい深く、メンマはコリっとした食感がとても良いです。

　麺はノンフライのややちぢれ麺となっており、滑らかな舌触りとそこそこのコシの強さを楽しむことができ、豚の旨みと醤油の味わいがよく絡んでいるので美味しいです。

　豚の風味の良さと濃いめの醤油味が程良く合わさっているスープが心に残るような一品。手軽に本格的な美味しさを楽しめるので是非とも一度は食べてみるべきです。

（豚骨 その３８）

（豚骨　その３８）